自家製
新芽・生ワカメ 200g



自家製
生メカブ 200g



自家製
塩わかめ 300g



自家製
塩芯わかめ 400g



土日など関係なし。基本的に休みなどございません。
 一応の営業時間
 9:00〜19:00
時間外対応。深夜でない限り、おそらく大丈夫。


 ※注文書はPDFになります。

経営者情報

こんばんわ。生産者兼、経営者兼、HP管理者の須崎です。
当店は細々とした完全個人経営の隠れ店舗でやってます。
「美味しいところを見つけた」と、思っていただければ幸いです。
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自家製 天然天日干し
ヒジキ
 
地味な存在、地味な美味しさ。決して主役は張れない脇役的な存在ながら、しっかりご飯のおかずになる・・・。無性に食べたくなるものではないけれど、あったらあったでこれまたご飯のおかずになる・・・。精進料理のベストセラー?。それがヒジキ!。(と、私は勝手に思ってます。)
海のミネラルたっぷり含んだ素のままのヒジキ。食べてるだけで健康気分!


海から上げたなり、天日にて干し上げた完全自然の海の恵み。何もせず干しただけ。単純作業だからこそ、単純に海の栄養が凝縮。なお分別した豆状の「芽ヒジキ」でも、茎だけの細紐状の「長ヒジキ」でもありません。茎に芽が付いているそのままの状態を乾燥凝縮した、本来の「干しヒジキ」になります。

毎年4月末に刈り取りますが、最低2年は寝かせ、3年物をお出しします。年数が経った物の方が、戻した場合柔らかくなるからです。
業者向けに出荷するものでなく、私らが食べる物として伝統として培ったご当地ならではの品、複数年に渡ってこだわった「ヒジキ」をご賞味ください。



天然・天日干し ヒジキの出来るまで
 晩春から初夏にかけて採れるという「ヒジキ」。私の地方では実際に4月末期から5月にかけて採れます。3月末頃に小さく芽が生え始め、4月にかけて大きく成長。さらに根さえ刈り取らなければ、切った口から再度伸び始めくれる重宝さ。しかし5月末になると花が咲き始め。やがて枯れていきます。
 このヒジキ。一部養殖としてワカメ養殖のようにロープで種付けから育てるやり方もありますが、私の地方では天然のヒジキがびっちりと映えそろい、養殖要らずの取り放題的になります。これぞ漁師の鉄則の早い者勝ちといえるのですが、一応地元漁協組合の働きで、解禁となる日を定めて乱獲を抑えてます。

 ヒジキ獲り、もしくはヒジキ採りですが、イメージはヒジキ刈り。農作業で使う鎌で刈り取ります。これは先に述べたように根から引きちぎらないようにするため。雑に引っ張ると過ぎ根から削ぎ落ちます。そうしたらその先ヒジキは伸びません。まあ、当然ですね。それどころか、根こそぎやっちゃうと、来年に生らなくなってしまいます。
 一度短く刈ったとして、次の一入(ひとしお)ごとにヒジキはまた伸びてくれます。私の地元の方々は、このモラルを守ってくれますので心地良いですね。毎年出来高の量の増減はありますが、大体は安定して天然物が育ってくれます。


 実際のヒジキ採りは大潮の干潮時を狙います。ヒジキの付く水位は干潮時の浪打際なので、大潮の時が目安。場合によっては水に浸かって採ったりと、けっこう必死です。また、潮の荒い場所や岩場につきますので、なかなか移動や取り付きも四苦八苦ではあります。
 ヒジキの付きが好漁なら約1ヶ月間ほど(悪いと10日ほどで終了)、マメな方なら採り続けられるヒジキですが、私の場合は解禁日の1日2日しか採りません。手が付いてない最初のヒジキが十分に長くて、汚れもなく質が良好です。業者卸し向けに「クズでもいいから根こそぎ獲れ」ではなく、また来年に繋がるように、あえて獲りすぎません。必要な分だけと、量より質にこだわっているつもりです。


 刈り込んでからのヒジキですが、すぐさま天日干し。他の地方によっては一旦湯通しして干すなりしてるようですが、うちの地方では海水から揚げたなりそのまま干します。悪く言うと手抜きですが、良く言えば風味を壊さないと言うことになるかも?。
 干し方は、無造作に船着場周辺のコンクリートの上に薄く均等にばら撒きます。「食品の扱いじゃない」と突っ込みを入れられる雑な扱いですが、コンクリートの上が反射熱などもあって、もっとも効率よく干上がります。アスファルトでも良いのだけれど、車に轢かれてしまいますので・・・。
 半日経ったらひっくり返してムラなく乾燥。このばら撒きやひっくり返し作業時に、ヒジキに絡まった藻やゴミ、「ツ」と呼ばれる根元の石を取り除きます。このマメな作業が大変ですが、これが出来上がりの質の違いにもなってきます。

 また、それ以上に出来を左右するのが天候。採り上げてからの半日干しでは乾燥しきれず、好天でも大概2日間は干します。曇りだったら3日干したりと、徹底的にガビガビになるまで干ます。完全に乾燥する前に、雨が降って湿気が高かったりする日が連続すると一気に質も悪くなります。乾燥したとき赤茶けていたら涙を呑んで破棄。手間と運に恵まれて良質の干しヒジキが出来上がります。

 今の時代では人工的な乾燥方法もあるかも知れませんが、昔ながらの天日乾燥こそ、自然の恵みの美味しさなのかなと勝手に思ったりしてます。




ヒジキの栄養など
 海藻類は栄養素の塊みたいな宣伝文句が飛び交いますが、まんざら嘘ではございません。ヒジキで特筆するのはカルシウム。牛乳飲むよりヒジキ食ってた方が骨が強くなるようです。次に鉄分。海藻類では一番豊富で貧血防止にお役立ち。他、植物繊維も豊富で血圧・血糖値の低下に効果があるらしいです。・・・と、あまり考えて食べてませんが、確かに悪いものではないでしょう。
 栄養素と効果で考えれば、ご年配の方々にもってこいの食品です。あまりに良いことづくめの能書きだと、気分的健康食品にも見られがちな食材です。でもまあ、確かにこれぞ自然食品って感じです。

 でも、あまり知られていないことなので、わざわざ記すのも考え物ですが、良いことづくめのヒジキから、海外の研究機関が「ヒ素」の検出を発表したことがあります。ヒ素というと発ガン性や中毒性で騒がれる毒ですが、なんとも大げさなことのようで、ヒジキにはその成分がわずかにあったのを発表したようです。
 学者さんが研究した成果として発表したのでしょうが、はっきり言って中毒になるにはどれくらいヒジキを食べればいいのか?。欧米人より確実に多く食べてる日本でも、中毒など騒がれたことはありません。ありがた迷惑な研究風評です。
 そこで私んちのじい様。「ヒジキ食ったらガンになる?。ならばとっくに死んどる」。私より数十年食べているはずのじい様、未だ元気過ぎ・・・。
 ちなみに調べてみたら乾燥重量で7Kgほどだそうです。戻して使うと40Kg以上・・・。一度に食べるのは不可能。こんなことを問題にするなら、もっと害になる食べ物は他にあるようですが?。


3年物のこだわり
 私んちのヒジキのこだわりは、基本的に3年物しか出しません。採りたての年を1年目、翌年を2年目、そして採りたてから丸2年後からの品を、3年物と勝手に呼んでます。
 なぜわざわざ丸2年間寝かすのかと言うと、ヒジキが柔らかくなるからです。でも見た目からバリバリ・ゴワゴワになっていて、とても柔らかそうじゃない?。確かに見た目だけでなく実際に強張っています。しかし柔らかいと言うのは、水で戻してからの話。これぞ年季の違いが旨味の違い!。
 また、際立って目立つのが白い綿状の汚れ。これは塩カビで、年季が経つと噴出してきます。カビというと聞こえは悪いのですが、発酵させた麹みたいなもので、水で戻すと消えてなくなります。海から上げて直干しした塩気が噴出してきたものですが、これが2年以上寝かせた証拠です。(塩を噴いてないのもあり、全部というわけではございません。)

 美味しさ、食べやすさを伝統的に紡いできた田舎ならではのこだわりなのでしょう。どのくらい柔らかさや味が違うの?と、未だ明確に解りませんが、うちのじい様はヒジキは古い品しか絶対食わないという徹底振り。歯の弱いじい様の意見を尊重します?。

 なお、当方のヒジキは分別した「芽ヒジキ」でも「長ヒジキ」ではありません。早い話が分別してません。ともに美味しい部位だから、わざわざ手間を掛けて分けません。本来の素のヒジキになります。



さて、ヒジキを食べて精進するか!

ヒジキの戻し方
 標準的なヒジキの戻し方は、たっぷりに水に30分以上浸け込みます。このときボールに入れると思うのですが、網ザルを挟んで浸けこむのがポイント。水切りと洗いが楽になります。
 お急ぎでしたらぬるま湯に浸してください。15分もいらないでしょう。更にざっと洗って沸騰したお湯に投げ込む方法もあります。10分もいらないですが、栄養分も飛んじゃうようですのでお奨めしません。また、電子レンジを利用した戻し方だと2、3分で済むようですが、水の調整がいろいろあるようで慣れが必要のようです。個人でお試しください。
 わたしんちの場合は、水で10分、炊き込んで10分と、栄養など考えていません・・・。早さと柔らかさ重視ではこれで十分。炊き込む際は多少灰汁が出ますので、ちょいちょいとすくってください。

 まあ、水なりお湯なり浸け過ぎて軟らかくなり過ぎた!という失敗例はまずないです。いい加減な言い方ですけど、てきとうに浸け込むだけでそんなにシビアに考えなくても大体うまく行きます。
 一番あてになるのは、自分でつまんで確認することです。柔らかくなってたらOKです。見た目心持ちふっくらとして4、5倍ぐらいに増えたら(大きくなる)大丈夫。


ヒジキの実用例
 ヒジキ料理と言ったらやはりヒジキ・・・。ヒジキという食材の調理は、そのままヒジキという料理名になってます。
 刻んだニンジン、アゲなどあらかじめ鍋またはフライパンで炒めて、もどしたヒジキを和えて醤油と砂糖で煮詰めます。これぞヒジキの王道でしょう。他にヒジキ料理を思い浮かばないほどポピュラーですが、具材をはじめ、醤油・砂糖の加減によって味も大きく変わります。割と簡単ですが奥が深い。ヒジキを精進料理と言うのは、食べることでなく料理の奥の深さなのかなと、勝手に思ったりします。
 また、案外何でも和えても違和感ないのもヒジキ。コンニャク、玉ねぎなどまだ基本。刻んだハムや、スクランブルエッグ状に崩し焼いた玉子でもすんなり美味しい。もはや精進料理の枠ではございません。アイデア一つで化ける素材かも?。・・・試してください。

ヒジキの保存
 湿気・直射日光さえなければ、常温で十分過ぎるほど持ちます。天然の塩気が有るので虫もまず着きません。ちょっと忘れていたわと、一見大丈夫かなと思っても、水で戻せば変わりありません。賞味期限をつけるにはどれくらい?と考えるほど、食材としての耐久性はかなり優れています。
 実際にお渡しするのは3年物が主体になりますので、いまさら賞味期限と言っても、あってないようなもの。ある意味、非常食にも使えそうなくらい物持ちは良好です。なまじ賞味期限が付いている既製品など見ると、要らぬ添加物でも混ぜてるのかと思っちゃいます。まあ、商品として出す以上は記載しないといけないのでしょうけど、1年経っても大丈夫。大体の目安で多少オーバーしてもまず食べれます。実際に食ってます!。



梱包・発送について
 ご注文は1個からOKです。でも1個の場合は送料が高くつきます。2個までの場合は郵便局のレターパックを使用します。なるべくクズにならないように押込みますが、多少の細分化はご容赦ください。レターパックは全国一律360円。
 3個以上は通常発送。売り込み文言になりますが、一度にまとめて送ったほうが送料はお得感は高いです。
 地方ゆえ、どうしても送料が高くなりがちですが、なるべく安い送り方を考慮します。

たかがヒジキ、されどヒジキ、つまりはヒジキ
それでもヒジキ、やっぱりヒジキ、
ヒジキ食ってりゃ健康気分!




 ヒジキ 80g

 税込 220円

 ・販売期間:年中
 ・通常宅配便・レターパックにて発送
 ・ラーメンどんぶり山盛りほどになります。


 
 (別ウインドウで開きます)
【 在庫状態 】
4月末に獲りこんで保存します。そして3年。基本的には3年物以上しか出しません。今年物や2年物より、寝かせた物が良好だからです。妙なこだわりと思われるかもしれませんが、自信を持って、古いほうが軟らかくて美味いはず。ご信用ください。
なくならない限り、年中通して販売してます。・・・・・業者に卸してるわけではございませんので、まずなくなりません。
ごめんなさい。近年の取れ高が悪く、在庫不足にてしばらく販売中止です。

この商品に関してのご案内
ご注文について 送料・配送について
●この商品は4月末収穫の後、丸2年以上寝かせた乾燥ヒジキになります。
●ご注文は電話・FAX・メールなどでも承ります。
・電話/FAX 0969-75-0632
・メール kanrinin@amakusa-fukami.com
また、上記の「予約・仮注文する」ボタンからの「仮注文フォーム」をご利用ください。
●この商品はご注文の数量により、発送方法を換えて送ります。
1個・・・・・・・・・メール便
2個・・・・・・・・・レターパック
3個以上・・・・・通常発送
・メール便・レターパックはお届け時間指定が出来ません。通常小包は期日・時間指定が可能です。
【例】「午前中」、「12時〜14時」、「14時〜16時」、など
●送料は発送方法および、お届け地域、個数などにより変わります。正確な送料は「ご注文確認のお知らせ」メールなど、後ほどお知らせします。
お支払いについて  取り扱い・返品について 
●商品に同梱して、郵便局の「郵便振替」用紙を添付します。商品お届け後1週間以内を目安に、お振込みください。
●賞味期限は特に定めていません。物持ちが良いためです。一応賞味期限をつけるなら、1年を目安にして使いきって九打差う。
●何らかのアクシデントにより、商品に傷みが出ていた場合など、交換・返品に応じます。

             
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