土日など関係なし。基本的に休みなどございません。
一応の営業時間
9:00〜19:00
時間外対応。深夜でない限り、おそらく大丈夫。
※注文書はPDFになります。
経営者情報 |
こんばんわ。生産者兼、経営者兼、HP管理者の須崎です。
当店は細々とした完全個人経営の隠れ店舗でやってます。
「美味しいところを見つけた」と、思っていただければ幸いです。 |
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プライバシー・ポリシー |
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自家製・オール手作り
塩わかめ |
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朝の味噌汁から立ち食いそばの常連メニューまで、卒なくこなして嫌味なし。地味で目立ちはしなくても、いなくては寂しい存在力のあるワカメちゃん。
料理で主役にされることは少ないけれど、誰もが好む名わき役。「好き」と言わなくとも「嫌い」と言う人はいないんじゃないかな?・・・。まあ、世の中にはいるだろうけど・・・。
春先に育つワカメちゃん。美味しい食材をいつでも食べれるよう先人の知恵として、湯がいて塩を塗した保存法が塩蔵ワカメ。変わらぬ鮮度を水で戻して使える、お手軽で保存も便利な、いわゆる塩蔵と呼ばれる塩漬けワカメです。
インスタントチックな乾燥のカットワカメと違い、根元と穂先を除いた素のワカメを、そのままの状態でコンパクトに縮小塩漬け。自然の風味のこしと柔らかさが違います。これは使った人でなければ判らない。
しょせんワカメはワカメ。されどワカメはワカメ。しかし大量生産の製品と違った、昔ながらの手作り品。旨味の違いを知って欲しい!
天草・ふかみ産、自家製の塩ワカメの特徴
日本はおろか世界あちこちで採れるワカメ。別段珍しくもないですね。ワカメは所詮、ワカメですから。でもよく見ると、ワカメもご当地、輸入物などと違いがあったりします。
まず当方のワカメですが、いわゆる養殖物です。「養殖」となると「天然物」より味・質が落ちるという先入観がありますね。でも「養殖」と言っても、種を仕込んだロープを海に張っているだけのほったらかし。後はこれといって何もしません。つまりはすべて海任せ。養殖と言っても、成長に関しては基本何もしないと、天然物と変わりないとも言えます。
強いて言えば、岩礁に付く天然物と違い、海中のロープに付きますので、深度が安定して同じ質のワカメになります。天然物は割と粗めが強くゴワゴワした感じなのですが、養殖ワカメは比べると柔らかみがあるように感じますね。早い話が、「天然物」は聞こえは良くとも、はっきり言って天然物より断然美味いんじゃないかと思うのです。
で、その美味さをそのままに保存を可能にした「塩ワカメ」。一般的に言うと「塩蔵ワカメ」。私の地方では各家庭個人での自家用や贈答用に自家製で作ったりします。基本が売買目的の商品用の作りではなく、自分んちのストック用の考えからの品なので、微妙に作りに差があったりもします。まあ、当方の品は塩がジャリジャリ入った業者製造の大量生産とはまたちょっと違い、減塩?ではないですが必要以上に塩が浮かないような分量で仕上げてます。自分が使う場合に、あんまり塩が多いと塩抜きに何度も洗うのが面倒だからです。自分で使って良い状態を主眼に行ってます。
まあ、それだけ一つ一つ神経使って作ってる完全手作り品ということで、「ちょっと違う」を感じ取って欲しくお知らせします。
伝統芸?、塩ワカメの作り方
当方の塩ワカメは完全手作り品です。その製造法はまさに自給自足の世界。専用の機械などないその作業はまさに伝統芸?。と、言っても洗練された巧みの芸と言うほどではなく、作り方はいたってシンプル。
まずはワカメを収穫してきます。汚れがつきやすい「みどり」と呼ばれる穂先の部分と、葉の根元以下の茎の部分は、採り入れ時にあらかじめカットしておきます。コンテナに取り込みますが、あまりギュウギュウに詰めないようにします。せっかくの葉の芯が折れるからです。軽く詰めて15キロぐらいですか。
そうしてある程度ワカメ採り込んで港へ撤収。これからが本番です。塩ワカメの基本となる湯がき。要するにワカメを、ドラム缶で作った寸胴もどきで潮水で湯がきます。見た目、ドラム缶風呂かよと突っ込みたくなるワイルドさです。焚きつけのための薪は昔ながらの真竹や孟宗竹が伝統なのですが、時間が掛かるのでバーナーで直に焚きつけます。(燃料代がけっこうバカにならないけど・・・。)
事前に溜めておいた潮水での沸騰させます。一度沸騰させるとすぐ沸くのですが、最初に沸かすまで1時間近く時間がかかります。この間にいろいろと下準備など。
沸騰したら事前に選り分けたワカメを投げ込みます。熱湯に浸かると茶色のワカメは、さっと鮮やかな緑色に瞬間変色。心なしか美味そうに見えます。
全体が色が変わったら素早く揚げて、掛け流しの潮水で冷却。十分冷えたら更にもう一つの水槽に移します。私んちでは汚れカス、虫などを除去するため二度濯いでいます。
そしてコンテナに移し、葉の部分を芯から削ぎ採ります。これもすべて手作業。ツルツルツル〜と指で削ぎ落としていきます。慣れないと芯から綺麗に取れません。
ここまで終えたら一段落。朝早くワカメ採りに行って、ここまで終えた頃には正午前。とりあえずは休憩。
そうして溜まった葉と芯を、今度は塩漬けにします。漬物と同じ要領です。ただし、塩の量は桁違い。まず大き目のタライで大量の塩で葉っぱを塩もみします。一枚一枚裏表に塩をなすりつけ、まとめて揉みます。ワカメの水分で塩の結晶がなくなり、グチョグチョになるまで揉みます。終いは揉むというより叩きつける感じで格闘します?。
そして漬物樽に葉を拡げ伸ばすように漬け込みますなかなかの塩塗れになります。そして、重石を乗せて2日〜3日ほど寝かせます。
その後樽揚げ。穴あきコンテナでまずは水気あらかたを垂れ流します。もちろんこれだけでは甘いので、洗濯機で脱水。家庭用の洗濯機ですが、普段に洗濯する物ではなく、安物を専用として使用してます。
脱水モードで水気を飛ばし、再度塩を振りつつ塩気を整え、虫やゴミ、汚れなどを除去します。この時点でそのまま袋詰めも可能ですが、私の場合はわざと1日以上放置します。自然乾燥させると塩の乗り具合は判りやすいからです。
そして再び塩を塗して調整しつつ、袋詰めして完成。オールマニュアルの手作業。
大量生産が利かない手作業品ですが、だからこそ一つ一つ、目視確認して仕上げてます。
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さて、ワカメでも使ってみるか。
手軽で使えるのは、「塩ワカメ」の便利なところ!
塩ワカメの戻し方
まずは塩ヌキします。塩を抜かずに使ったら、えらく塩辛くなりますので、十分に抜いてください。
最初に適度な大きさに塩ワカメを切ります。手で千切っても良いですが、けっこうな弾力があるので、キッチンバサミなどで切ると楽チンでしょう。後できっても良いですが、戻すと4、5倍の大きさに成るので、最初に切っていたほうがよろしいでしょう。慣れてくると切る大きさの見当はつくでしょうが、こまめに切って間違いないでしょう。まあ、お好みでどうぞ。
ボールに溜めたたっぷりの水に、使う分の塩ワカメを投入。そのまま放置で硬めで2分〜3分。戻りきれない大きさですが、歯ごたえのある硬め好みならわざと早めにするのもよろしいでしょう。柔らかめならそれ以上。5分以上くらいで十分。鮮やかな緑色になったら、流水で軽く洗います。水気を切って下拵えは完了。
もっとも早い方法は沸騰したお湯に投げ込みます。30秒ほどで一気に大きくなります。あまり長く煮込むと色も変わってベターっとなりますから素早く上げましょう。そのままでも良いですけど、こだわるなら流水でサッと流してしめます。お湯だと本来の大きさに戻りますので多分びっくり?。
塩ワカメの実用例
味噌汁、吸い物、ラーメン、うどん、そばなど投げ込んでください。食感と色を楽しみたければ、煮込まず火を止め直前に投げ込むのがよろしいでしょう。煮込み過ぎちゃうと茶色になってベッタリします。まあ、味噌汁などはこれはこれで私は好きですが。
また、サラダや和え物にも効果的。なまの風味が活きます。私はそのまま醤油とマヨネーズをつけて食べます。一番シンプルながら、これだけでおかずになるほどです。一度お試しを。
↑インスタントラーメンにワカメ投入! ↑ワカメを入れるだけで海鮮サラダ?
塩ワカメの保存
開封後は冷蔵庫保存で間違いなし。まあ、真夏での長期間放置でない限り、冷蔵庫でなくとも常温ほったらかしでも傷みはしません。塩による腐食防止効果はかなり高いです。
開封せずに長期保存する場合は冷凍庫がお奨めです。塩効果でガチガチに凍ることはありません。一年経っても全然遜色変わらぬほど保存が効きます。実際に作りたてと変わりません。まあ、一応は賞味期限の目安として1年といたしますが、冷凍保存ならもっと長くてもよさそうなぐらいです。
傷みの目安として、「塩の分離」や「色の変色」することがあります。「塩の分離」は冷凍保存から解凍して、再び冷凍するを繰り返し行うと起きやすく、一度解凍したら冷蔵で保存してください。「色の変色」は紫外線が原因ですので、常温保存するときは冷暗な所にしてください。
食べ物全般にいえますが、直射日光が一番の傷みの原因になります。傷みの初期の段階では食べれますので、さっさと食べちゃましょう。 |
あれば便利、ないと寂しい、いろいろ使える必需品。
ワカメを食べれば、気分は健康体。
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塩ワカメ 300g
税込 400円
・販売期間:3月中旬〜なくなるまで
・通常宅配便・レターパックにて発送
(別ウインドウで開きます) |
【 在庫状態 】
今年は小魚により食害被害で、ワカメ生産が出来ませんでした。
ごめんなさい、今年は塩ワカメ販売は行っていません。
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