土日など関係なし。基本的に休みなどございません。
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経営者情報 |
こんばんわ。生産者兼、経営者兼、HP管理者の須崎です。
当店は細々とした完全個人経営の隠れ店舗でやってます。
「美味しいところを見つけた」と、思っていただければ幸いです。 |
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プライバシー・ポリシー |
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自家製 オール手作り
塩芯わかめ |
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ワカメ産業の主役は何と言っても葉っぱ。ワカメ=葉っぱ。まあ、当然でしょう。その葉っぱの抽出のときに出るのが真ん中の軸の部分となる芯。これがなんとも使える食材だとは知る人少ないでしょう。なんと言ってもそうそう売ってないですから。
「塩蔵わかめ」の大量生産加工だと、邪魔になるので捨てているらしいとも聞きます。・・・もったいない・・・。私の地元では重宝されて、ワカメの季節の風物詩的な存在で食されています。
柔らかくも歯応えあるポリポリした食感が、なんとも素朴な味で懐かしい。肉と脂でまみれた現代食文化の中で、食っただけで健康的な気分になれる栄養素材って感じは、低カロリーの現れ?。
地味なワカメの更に地味なワカメの芯。季節的な食材ではもったいないので塩蔵パックしました。
塩芯ワカメって何?
晩秋から種を仕込んだロープを海に張り、春先にかけて育てるワカメの養殖。「養殖物」という言葉の響き自体が天然物より品質が落ちるのイメージがつきものですが、養殖の方が育成を一定に安定させられ、ゴワゴワした堅さの少ない柔らかみのある物ができます。はっきり言って養殖物の方が美味いと言っちゃいます。(天然物漁の方ごめんなさい)
そもそも養殖と言っても、ワカメの種を仕込んだロープを水面に張っただけ。ワカメの付き方での微調整など手間はありますが、基本的にはほったらかし。飼料や薬品など人為的に操作するものではなく、ある意味天然物と変わりません。違いは天然物が岩礁に付くのに対して、養殖物はロープに定着します。その結果、潮の流れの栄養分と太陽光を十分に吸収しやすく、天然物より育成が一定しやすいという原理です。
で、そのワカメの芯。大体から芯の部分でどこなの?と言うと、ワカメの葉っぱの部分の軸の部分と言うことになります。「軸」とも人によっては言われますが、軸となると根・メカブから先の部分まで含まれます。また、「茎」とも言う人がいますが、茎となるとメカブから葉っぱの根元までのワカメの首の部分が正確なのではないかと考えたりします。
そこで勝手ながら、葉っぱの部分だけの「軸」なり「茎」を、「芯」と私はよんでます。「軸」、「茎」と別に「芯わかめ」と差別化して強調するのは、その柔らかさの違いです。もちろん、全然「芯」の部分が柔らかいんですね。
まあ、「軸」なり「茎」でも良いのですが、やっぱ一番の上等な部分であることには違いないはず。
知る人ぞ知る的なワカメの芯ですが、生産量はそんなに多く作れません。ワカメの葉っぱは芯を挟んで両側に出来ますが、芯はそのとき一本だけ。そう考えるとけっこう貴重です。
その芯を塩わかめと同様に塩漬けにして絞り上げた塩蔵式。けっこう使い応えある、たっぷりめの400gでパックいたしました。
塩芯ワカメの出来るまで
メインとなる塩わかめ作りでの副産物・・・と、言えばついでの品物って感じですが、まあ、その通りでもあります。
まずはドラム缶でワカメを湯がきます。ドラム缶にて潮水を沸騰させ、ワカメを投入。瞬簡に茶色のワカメが緑色に変わります。即座にドラム缶から上げて潮水にて冷却。あまり早すぎると、大きめの芯は変色できずにいるので、そこをチェックします。
ゆでられたワカメを手作業で葉っぱを削ぎ落とします。あくまで葉っぱがメインなのですが、葉を削ぎ落とした段階で、芯の部分が分けられます。
そして分けた芯の部分も、葉っぱと同様に塩で揉みます。表面がざらつくまで塩攻撃なので並みの漬物レベルではありません。その後、樽にぴっちり詰め入れて、漬物石乗っけて2、3日漬け込みます。
そして脱水。洗濯機の脱水機能で強制脱水。そしてすぐさま袋詰めします。芯の場合、葉っぱのようにぱさつくまでの脱水が効きません。そのまま放置すると水分が溜まりやすいので、脱水と同時にさっさと袋詰めします。
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で、具体的にどう調理するか?
塩芯ワカメの戻し方
まずは塩ヌキします。基本の塩ヌキとなると、ボールなど入れ物に投げ込みたっぷり水を浸します。葉っぱの塩ワカメだと徐々に大きくなっていくのですが、塩ワカメと違い芯ワカメはほとんど収縮しません。ゆえに塩ヌキして戻ったという感覚が解りません。葉っぱの塩ワカメ感覚で水に浸して洗い流しても、芯ワカメは染み込んだ塩気が強くて、アレレと最初は戸惑うでしょう。
水に浸す戻し方なら、ざっと3時間以上は浸してください。この際、大き目の芯は包丁などで細く切っておくと、塩抜けも早くなります。
とは言えそれなりに時間はかかります・・・。手っ取り早い方法は葉っぱ同様に、沸騰したお湯に投げ込んで1分ほど煮込んでください。あらかたの塩気が抜けます。あまり煮込んじゃうと、ベタっとなってしまい見た目からくすんだ色になるのでご注意。まあ、その後炒めるなどしても色はくすんでしまいますから、あまり気にしなくてもよろしいでしょう。見た目にこだわるなら、水の掛け流しでサッと冷やして熱気を取り除いてあげると、青々とした芯ワカメの姿。
塩芯ワカメの実用例
さて、どうして食べようか・・・。そのまま醤油マヨネーズで直接食べます!。・・・でもこれは私だけかも知れません。ポリポリと歯応えあって、そのままでも十分いけますけど。
せっかくですので食材として使うには、キンピラ、サラダ、酢の物など和えて使うのがお奨めです。その際は食べやすいように大きさを整えるなり、細かく切るなど細工してください。
調理例として醤油、砂糖で軽く煮詰めるように炒めるなど。地味な色に変色しますけど、地味な味がけっこうおかずになります。
使い方は様々。目立つ存在ではないけれど、案外何に和えても様になる。メインは張れなくとも、美味しい脇役にはなれるはず。アイデアしだいで化ける食材かも?。まあ、ほんと地味ですけど。
言えることは無添加食材で害はないということです。食べただけでも気分は健康?。
塩芯ワカメの保存
開封後は冷蔵庫保存で間違いなし。まあ、真夏での長期間放置でない限り、冷蔵庫でなくとも常温ほったらかしでも傷みはしません。塩による腐食防止効果はかなり高いです。
開封せずに長期保存する場合は冷凍庫がお奨めです。塩効果でガチガチに凍ることはありません。一年経っても全然遜色変わらぬほど保存が効きます。まあ、一応は賞味期限の目安として1年といたしますが、さほど気にしなくて大丈夫です。それぐらい物持ちは良好です。
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使い知ればお得な食材。
料理好きなあなたにこそ、使って欲しい名脇役。
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塩芯わかめ 350g
税込 400円
・販売期間:3月中旬〜なくなるまで
・通常宅配便・レターパックにて発送
(別ウインドウで開きます) |
【 在庫状態 】
今年は小魚により食害被害で、ワカメ生産が出来ませんでした。
ごめんなさい、今年は芯ワカメ販売は行っていません。 |